宮内庁は13日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚が延期されていることについて、眞子さまが記した現在の2人の「お気持ち」を文書で公表した。「様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております」としながら、お互いを「かけがえのない存在」とつづり、「結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたい」と結婚を前向きに進める意思を明らかにした。同庁によると、秋篠宮ご夫妻は2人の気持ちを尊重しているという。
ただ、結婚式の日程など、具体的な予定については「お知らせすることは難しい状況」と記すにとどめた。宮内庁幹部は「新型コロナウイルスの影響が色々な分野に及び、時期を明記するには時間がかかる事情がある」と説明した。
文書では、「お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在」とつづり、結婚について「私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と表現した。
宮内庁は2018年2月、眞子さまと小室さんの結婚を20年に延期すると発表。今月、秋篠宮さまが皇嗣になったことを広く示す「立皇嗣の礼」が終わり、即位に関する一連の国の儀式が終了したタイミングでのお気持ち公表となった。
一方、小室さんの家族をめぐる金銭トラブルについては記されなかった。宮内庁幹部も13日の会見で「あくまでも小室家のことで、説明を控えたい」と答えた。小室さんは米ニューヨークのフォーダム大学ロースクールに留学中。来秋の卒業を控え、日々勉強に励んでいるという。
2人は結婚延期を発表した際の「お気持ち」を記した文章で、「充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」と理由を説明。秋篠宮さまは18年11月の会見で、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできません」と述べていた。(長谷文)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル